私は肩の大きな手術を2回受けています。
20歳のときには左肩関節反復性肩関節脱臼に対して手術を受け、38歳のときには肩鎖関節断裂・脱臼のよる右肩の手術を行いました。
その際、肩の専門医から「将来的に変形性肩関節症になる可能性がある」とも言われました。
確かに、手術や外傷の既往がある方は、将来肩の痛みを抱えるリスクが高いとされています。
人為的な介入が、関節や軟部組織に影響を与えることもあります。
しかし、私は理学療法士として、肩だけでなく膝の痛みを抱える多くの方々を見てきて、「痛み=変形」ではないと確信しています。
変形があっても痛みがない方もいますし、逆に画像上問題がなくても強い痛みを訴える方もいます。
痛みの原因は多様です
- 関節の変形による可動域制限
- 筋肉や腱の炎症・緊張
- 滑液包や靭帯など軟部組織の損傷
- 頚部由来の神経的な影響
肩の痛みがあるからといって、すぐに「変形性肩関節症」と決めつけるのではなく、
多角的に評価し、適切な運動やケアを行うことで痛みを軽減できる可能性は十分にあります。
予防とケアで未来は変えられる
私は自身の手術歴を踏まえながらも、日々の運動やセルフケアを通じて肩の状態を維持しています。
患者さんにも「諦めずに動かすこと」「痛みの原因を見極めること」「変形があってもできることはある」ということを伝えたいのです。
肩の痛みがあっても、必ずしもそれが変形性肩関節症の進行を意味するわけではありません。
予防的なアプローチを取ることで、痛みの軽減や悪化の防止は可能です。
ぜひ、そうした視点を持ってご自身の身体と向き合ってみてください。

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